人吉観光案内人協会3月例会 | 活動ブログ

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2024.03.14

人吉観光案内人協会3月例会

 本日、人吉観光案内人協会3月例会が開催されました。

立野ダム・熊本地震震災ミュージアムKIOKU・阿蘇神社・セミコンテクノパークをバスでめぐり、視察研修を行いました。

先月試験湛水を終えたばかりの立野ダムを、国交省九州地方整備局立野ダム工事事務所の職員の方に案内していただきました。

降雨―増水ー湛水ー減水のプロセスを動画で学んだあと、実際にダムの辺まで行き、直に工事や流水の様子を見学しました。

立野ダムは流水型ダムということで、調査検討が進む川辺川ダムの先行事例でもあります。

人吉球磨の市井に生きる者として、各人各様の立場からダムの是非について考えているようでした。

熊本地震震災ミュージアムKIOKUを見学したこの日は、熊本地震前震が発災してから7年11カ月目。

もうすぐ8年が経とうとしているよく晴れた日でした。

研修は2016年4月14・16日に発災した熊本地震のリアルタイムの記録映像の上映から始まりました。

発災当時の生々しい映像や地表に表出した断層、損傷した東海大学南阿蘇キャンパスや阿蘇大橋を崩落させた数鹿流(すがる)崩れの傷痕。

春へと移ろう阿蘇の雄大な自然の中で当時のまま時を止めた展示物たちがとても印象的でした。

少しづつ復興が進み、以前とは違う街並が形成され始めている人吉。記憶から風化させないために何を残し、どのように伝えていけばよいのだろうかと改めて考える機会になりました。

同じく熊本地震に関連して、昨年12月に楼門が再建された阿蘇神社にも視察に向かいました。

約13億円をかけて再建されたという阿蘇神社楼門は、その72%が元の部材を再利用したうえで、震度7にも耐えうる耐震補強が施されており、伝統的な神社建築の技術の高さと最新の耐震技術とが見事に調和していました。人吉の青井阿蘇神社は阿蘇神社からの勧請により成立しており、その勧請元を視察・対比することにより、青井神社の魅力を再認識されたようでした。

今回の例会では各視察先の方々にガイドをしていただきましたが、案内人の皆さんにとっては自身の観光案内を顧みる機会になったようで、帰りのバスの中で反省会が行われました。人吉観光案内人協会にとって実りの多い例会になったことと思います。

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